【明日は我が身】脳損傷・疾患で高次脳機能障害と診断されたらどうすればいい?どんな社会保障がある?

介護の話し
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こんにちは。tomoです。
先週から、高次脳機能障害家族会の会員さんから相談案件が続いています。

相談案件の中で一番多いのが

・退院後の生活
退院後の生活は誰もが不安ですよね。
足や手に麻痺があったり、上手く話せなかったり、食べ物や飲み物の飲み込みが悪かったり、目に見える形で障害があれば、当事者本人も納得しリハビリを続けられるのですが
目に見える障害もなく、ただ医師に「高次脳機能障害です」と漠然と言われても当事者本人も家族も「えっ!」ってなります。
今回は、入院中・退院後にやることについてお話したいと思います。
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  1. 入院中にやること
  2. 退院後にやること
  3. まとめ

入院中にやること

入院時にの説明の時に医療相談室(ソーシャルワーカー)の方からお話があると思いますが、脳外傷・脳疾患で入院したら『限度額適用認定証』の申請をする。

※入院先によっては『限度額認定証』の説明をしない病院もあるので要注意!!

〇限度核適用確認証の手続き

医療保険証と併せて医療機関などの窓口の提示すると、1ケ月(1日~末日まで)の窓口でお支払いが自己負担限度額までの支払い。

医療費が高額になりそうなときの(けんぽ協会の書類が印刷できます)

医療費が高額になりそうなとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

健康保険限度額認定申請書に記載し、保険証に記載してある都道府県の支部に郵送するだけ!
(注意)記載欄に適用期間を記載する欄があります。
脳損傷・疾患の場合、後遺症が残る可能性が大きいので、リハビリ病院への転院のことも考
え、6か月や1年で記載した方が、再度、申請書を出す手間がはぶけます。
記載できる期間は、最大1年が限度です。

限度額提要認定証は、けんぽ協会から直接自宅に郵送されて来ます。
届いたら、会計窓口に出して終わりです。

〇介護保険の申請手続き

65歳以上の方または、40歳以上65歳以上の医療保険加入者で脳内出血・脳梗塞で入院された方は、退院後、介護保険で訪問リハビリやディサービス・ショートスティ(短期入所)などのサービスの利用ができます。
退院後、すぐ介護保険サービスを利用できるように、介護保険の申請手続きを行い要介護認定の調査を受けておく必要があります。

※40歳以上65歳未満の方で交通事故やケガ、労働災害などが原因で脳外傷・損傷された方は、
 介護保険が使えません。

★介護保険申請に必要なもの

・印鑑
・介護保険証(65歳以上の方)緑色の用紙
・医療保険証(40歳以上65歳未満の方)

◆介護保険の申請後の流れ

①要介護認定調査員が、病室又はご自宅にお伺いし、要介護認定基準(74項目)に沿って要介護者
の心身状況などの状態を見たり、聞き取り調査を行います。

初回の要介護認定調査は、お住まいの市町村職員または、地域包括支援センターの職員です。

②一次審査・・・認定調査員が調査結果と主治医意見書を元にコンピューターで要介護度が判定され           ます。

二次審査・・・一次判定の結果と認定調査時に調査員が書き取った特記事項を元に医療・福祉の専
門家からなる介護認定審査会で審議され要介護度が正式に決まります。

結果は30日以内に郵送で要介護者に届けられます。

※基本、介護保険申請後、約2週間前後で認定調査員が病室・ご自宅に訪問し調査しますが、主治医
の意見書の提出が遅ければ要介護認定が出るまで時間がかかります。

大体、認定調査員は、調査結果をみて大体の要介護度は把握しています。

③認定結果が届いたら、お好きな居宅介護支援事業所にケアプラン(介護計画)の作成をお願いし
て下さい。

④担当ケアマネが決まったら、居宅介護支援事業所と契約後、ケアプラン作成
サービス事業者の選定

⑤ケアマネが中心となりご自宅又は病室でご家族を交えて医療関係者、サービス事業者全員が集まり
サービス担当者会議が開催される。

⑥サービス利用開始

と言う長~い工程を辿ります。

〇リハビリ病院選び

入院後、症状が安定してくると主治医もしくは、医療相談室の担当者の方からリハビリ専門病院への転院の話しが出て来ます。
何件か紹介されますが、事前にネットなどで転院したいリハビリ病院を探しておいた方がいいです。

リハビリテーション病院って、評判のいい所もあれば評判の悪い所もあります。
在宅に戻った利用者さんと関わっていると、リハビリテーション病院では、失語症があるなど一言もなかったのに在宅に戻りで訪問リハビリやディケアで、退院時に渡された情報提供書(サマリー)に失語症など一言も書いていないのに、担当訪問リハビリスタッフが気付き調べてみると失語症があったり見逃しているケースも稀にあります。

初めてのことで、すべてが手探りだと思いますが、転院先のリハビリ専門病院についてネットなどで事前に情報収集しておくことをおススメします。

〇障害福祉サービスの手続き

交通事故や事故などで脳損傷の場合(労災は除く)、市町村に申請することで障害福祉サービスを受けることができます。

◆障害福祉サービスとは

障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスには、入浴や排泄、食事支援、あるいは創作的活動や生産活動の機会を提供する「介護給付」と、生活の自立や就業をめざす「訓練給付」があり、市町村が地域の特性や利用者の状況を踏まえて、相談支援や地域活動支援などの地域生活支援事業です。

また、高次脳機能障害は「器質性精神障害」として位置づけられ、精神障害者保険福祉手帳だけではなく、自立支援医療受給者証(精神通院医療)が障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスを申請することができます。

申請の流れは、介護保険と大体同じです。

退院後にやること

 

〇精神障害者手帳の申請

高次脳期の障害によって日常生活や社会生活に制約があると診断されれば、初診日(脳疾患、脳外傷、脳損傷と診断された日)から6か月以上たてば精神障害者手帳の申請ができます。

◆精神障害者手帳交付のメリット

・障害者枠で就職ができる。
・等級によって所得税、住民税、自動車税の軽減。
(高次脳機能障害は、1級に該当しないので自動車税の軽減はされません。公共交通機関の割引もないです。てんかんや服薬、注意障害や記憶障害などの理由で車の運転を禁止されているのに公共交通機関の割引が使えないのは不便です)

精神障害者手帳の申請に必要なもの

・写真(縦4cm×横3cm)無帽で上半身撮影したもの(申請から1年以内のもの)
・申請書
・医師の診断書

〇自立支援医療受給証(精神通院医療)の申請

お住まいの地域の市町村窓口または、精神保健福祉センター
※通院先で資料を準備してくれるところもあります。

◆手続きに必要なもの

・自立支援医療支給認定申請書
・健康保険証の写し
・所得確認の書類
・自立支援医療の診断書

※診断書作成には約1万前後のお金がかかります。

〇障害年金の申請

初診日(診断が確定した日)から1年6か月後に申請できます。

国民年金(会社員以外)に加入している間に初診日のある病気やケガ。
法令により定められた障害等級1級・2級

※会社員の妻(扶養)は、国民年金加入者になるので、障害基礎年金に該当します。

厚生年金(会社員)に加入している間に初診日のある病気やケガは障害厚生年金になります。

〇傷病手当の申請

病気やケガで会社を休んだとき、生活を保障するための制度
医療保険加入(国民健康保険は除く)している方は、傷病手当の申請をすることが出来ます。

支給額は、報酬月額×2/3

最大1年6か月 傷病手当金を受けることができます。

けんぽ協会加入の方(申請書類)↓

病気やケガで会社を休んだとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

主治医・事業主の証明必要

まとめ

日本は、ほとんど申請制のため、制度を知らないと損してしまう国です。
かなり日本の社会保障は手厚いです。

脳疾患、交通事故などで脳損傷、脳外傷で高次脳機能障害と診断され、脳機能が改善されるまで働くことができない。

この先どうしよう!と悩まれる方が多いです。

公的社会保障だけでこれだけ沢山あるので、状態が落ち着くまで何とかなるもんです。

1人で悩まず、関係機関に相談してみて下さい。

ただし、障害年金受給に関しては、かなり労力を使うので専門家に相談することをおススメします。

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