こんにちは。tomoです。
パートナーと食事を楽しんでいるとき

お前が持つ知識と経験って人が知りたい情報だよな!
まして、誰にも相談できず抱え込みやすい問題。
犬や食べ歩きなど趣味blogだけじゃなく、お前の持つ知識と経験を発信するのもいいんじゃないか?
とアドバイスを貰いました(^^♪
はい✋
私、介護福祉士・介護支援専門員(ケアマネ)有資格者です。
そして今、親が経営する会社を立て直す為に経営と労務・社会保険等の勉強をしています。
両親が脳疾患の後遺症で高次脳機能障害です。
高次脳機能障害うつくしま(家族会)に入り活動もしています(県南地区リーダー)。
高次脳機能障害の知名度や理解など、まだまだ知れ渡っていません。私のblogをきっかけに高次脳機能障害の理解が増えるといいなと思います。
- 高次脳機能障害とは
- どんな障害?
- 高次脳機能障害の有名人
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害とは、脳疾患や交通事故などで脳の損傷で起きるみえない障害で、8割が脳内出血や脳梗塞などの脳疾患・1割が交通事故や転落事故。
残りの1割が脳炎・窒息や心筋梗塞などで起こる低酸素脳症からと言われています。
我が国の三大死因(2018年調査)
2018年の三大死因を見ると、沢山の方が脳疾患で命を落とされ、命が助かっても麻痺が残ったり後遺症に悩む方も多いです。
脳疾患、心疾患は生活習慣病の一つとも言われ、日々の生活習慣に気を付ければ予防できる疾患ですが、近年、過重労働が原因で脳疾患・心疾患を発症し労災認定を受けるケースも増えてきています。
高次脳機能障害は、発症後、言動がこどもぽかな?などと感じるケースが多いですが、外見からはわかり難く、退院後日常生活に戻ってから「あれ?おかしいな?」と家族が気付くことが多いです。
高次脳機能障害は、精神に分類されていますが、私は身体障害に分類してもいいんじゃないか?と思っている派です。
どんな障害?
脳疾患・脳外傷後、主治医に

高次脳機能障害です。
と漠然と言われてもピーンとこないですよね。

なんですか?
ってなりますよね。
実際、父が入院していた時、同じ病室だったご家族から「高次脳機能障害って言われたんだけど、手が利かないだけで普通でしょ?」と話していたのを覚えています。
確かに左手は不自由だけど、専門職からみたら分かる言動があります。
些細なことですが、表情だったり、目の動きや動作などで分かるんですね。
分かるけど、入院中って余り表面に出てこないし問題に直面してこないから、退院して普通の生活ができるって家族も当事者本人も思ってしまいます。
高次脳機能障害は日常生活に戻ってから、いろんな問題が出て来るので家族の方が精神的にやられてしまうケースが殆どです。
さて、高次脳機能障害の症状をみていきましょう。
下手な脳のイラストでごめんなさい。

赤色:前頭葉の損傷の場合(注意・思考・感情)
・集中力がない
・計画的に行動できない
・やる気がでない
・怒りっぽい
・こだわりが強い
・病識がない
・注意力がない
・人の意見に耳を傾けることができない
青色:頭頂葉損傷の場合(触覚)
・道具がうまくつかえない
・計算ができない
・道に迷う
・左側の食べ物を見落とす
・洋服をうまく着ることができない
緑色:後頭葉損傷の場合(視覚)
・漢字が書けない
・字を見ても読めない
・言葉の意味が分からない
黄色:側頭葉損傷の場合(記憶・聴覚)
・食事の内容を忘れる
・人の話を聞いても理解できない
・覚えられない
などと言った症状があります。
症状は、人によって様々なので別記事で新たに症例を交えて詳しくお話したいと思います。
高次脳機能障害の有名人
高次脳機能障害で有名なのが2011年10月にクモ膜下出血で倒れ手術をしたglobeのKEIKOが有名です。
夫の小室哲也さんの不倫疑惑と引退会見で高次脳機能障害という見えない障害の認知度が広まったと思います。
また、小室さんの会見を見ていたファンや視聴者の方達は、不倫なんて不謹慎だ!KEIKOさんが大変な時にって思われる方も多い中、共感された当事者の家族の方が多かったと思います。
介護に関わっていなければ、あの言葉は出ないと思うんですよ。
第三者には分からない辛さがあるんですよ。
小室さんが会見の中で「女性というより女の子?」って表現されていたのを覚えているでしょうか?
これは、高次脳機能障害の代表的な症状の一つで、前頭葉の損傷を受けたことで感情コントロールができなくなり、怒りっぽくなったり子供ぽくなったりします。
この辺も症状別に分けて説明していきたいと思います。
「男子ごはん」のケンタロウさん
ケンタロさんは、2012年、バイクを運転中に首都高のカーブを曲がり切れず、6メートル下に転落する事故で両手足の麻痺の他、言語障害・記憶障害があると言われています。
河合美智子さん
2016年8月に脳内出血により右半身の後遺症。
高次脳機能障害セミナーなどに積極的に参加されています。
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